４１年のあゆみ

　　

　

いつもの、ご愛顧、誠にありがとうございます。

おかげ様で「犬童たたみ・ふすま店」も４０周年を迎える事ができました。

これも皆様方の暖かい、ご支援があったからこそと、思っております。

つきましては私共「犬童たたみ・ふすま店」のあゆみを少しだけ語らして頂けたらと思います。

先代（初代）犬童　守は、熊本県人吉市に生まれ、中学卒業後、熊本県玉名市の畳店に弟子入り

その後、福岡市で襖を習い、結婚後、昭和３８年、福岡市南区中尾の長屋で開業しました。

（現・ドラックイレブン）大家である永隈様に大変お世話になり「犬童たたみ・ふすま店」と命名

当時はオートバイにリヤカーを引き、畳の材料を積んで、お客様の庭先や駐車場をお借りして

手縫いで畳の表替え・裏返しの仕事をしていました。子供は２男１女、趣味は釣りで、博多湾でメイタ

大分でサンバソウ（石鯛の子）、渓流でヤマメなどを、釣りに行ってました。

友人には、お歌いの方や、消防団の方、同業者の方と沢山の方々との交流があり、今でも

　

「お父さんは仕事の虫やったねぇ　働き者やったもんねぇ～」

　

とお褒め頂いております。その都度私も「父に負けじと頑張らなければ！」と気が引き締まる

思いです。

　

母、美知子は熊本県熊本市に生まれ、福岡で私たち３人を育てながら、先代と夫婦で畳・襖の

仕事を今まで頑張って来ました。先代は今、体調を崩し仕事を引退しておりますが、今でも

私たちの仕事ぶりを、遠くから見守っています。

これからは、今まで頑張って来た分、ゆっくりと余生をくつろいでもらいたいと思っております。

　

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今では私（２代目　犬童　寿）と妻、浩代と私の母とで「犬童たたみ・ふすま店」を継承しております。

お陰様で２人の子供たちも、すくすくと育ち上の子供は４年生、下の子供は２年生になりました。

私たちが頑張れるのも子供たちの毎日の成長があるからです。

もう一つの頑張れる理由が、お客様の方々からもらえる声です。

畳の張替えや、襖の張り替えの仕事が終わった後

　

「きれいになったねぇ～、気持ちがいいわぁ～」

　

と聞く度、この仕事を続けていて本当に良かった！と益々、お客様のために頑張る意欲が

湧いてきます。

　

「犬童たたみ・ふすま店」ご愛顧のお客様は実に良い方ばかりで、仕事もスムーズにはかどります。

また、い草農家の岡さんにも、大変良くしてもらい、私共に真剣に

い草の凄さ・い草を育てる事の大変さ・また、すくすく育つ、い草のかわいさ・収穫の嬉しさを

熱っぽく語って下さり、畳表１枚にかける情熱の凄まじさを目の当たりにしました。

その畳表「すっぴん畳表」に出合い、私共も「本物」の材料・仕事・サービスについて、もっともっと

頑張らなければならない！と、気を引き締めて取り組む次第であります。

　

最後になりますが、私共「犬童たたみ・ふすま店」は新たに夫婦で始めるにあたり、歴史も浅く

知名度も在りません、しかしお客様にかける情熱と、忍耐力は他店には負けません。

何なりと、お申し付けて下さい。

　

昨今は悪質なリフォーム店の施工で迷惑されているお客様が大変多くなってます。

悲しいことに、私共も疑われることがあります。しかし私共は、そんなお客様の為にも頑張って

より良い畳・襖を提供し続け、いつかは誰からも

　

「犬童さんは、まじめで良い仕事をするよ」

　

と言われる、お店作りを目指して日々お客様のために頑張り続けて生きたいと思っております。

犬童たたみ・ふすま店　　一同

　

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